1983年生まれの関健作は、3年間体育教師としてブータンの小中学校で教鞭をとったのち、写真家として活動を開始。本展では、HIPHOPに魅せられたブータンの若者をとらえた作品を発表する。ブータンでは現在失業率が高まっており、将来の不安が高まっているなか、HIPHOPが流行している。保守的な仏教国であるブータンで肩身の狭い思いをしながらも、ささやかな希望を見出し自分たちの想いを発信するヒップホッパーたちは「オレたちには才能も情熱もある。だけどここにはチャンスがない。チャンスがほしい」と語る。
「GOKAB」とはブータンの言葉で「チャンス」。目に見えない「葛藤」や「心の揺れ」など被写体の内面が浮かび上がるような関の力強い写真作品に、被写体自身のグラフィティが施された作品が展示される。
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関 健作
1983年 千葉県生まれ。順天堂大学・スポーツ健康科学部卒業。2007 年よりブータンの小中学校で3年間体育教師を務め、2011年よりフリーランスフォトグラファーとして活動を開始。人間の内面を表現するドキュメンタリー作品を制作している。
2017年脳腫瘍という病気と向き合う友人を追ったドキュメンタリーで若手写真家の登竜門とされる「名取洋之助写真賞」を受賞。2018年HIPHOPに魅了されたブータンの若者たちの作品「OF HOPE AND FEAR」の写真集 でKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭ポートフォリオレビュー特別賞やデンマークのPhoto book Week Aarhus Dummy Award 2018 Top3を受賞した。
関連イベント
- トークセッション
- 関健作 × フォトジャーナリスト 安田菜津紀
- 10月 28日(日) 16:30 〜 17:30
- 会場: FUJIFILM SQUARE
- 事前予約制(各回・先着 150 名)
9月 25日(火) 13:00 より予約申込の受付を開始
(フジフイルム スクエア館内でもお申込みができます)
- FUJIFILM SQUARE
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〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番地3号
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